トヨタ九州の小倉工場敷地内で爆発物よる器物損壊事件、施設の一部破損

◆トヨタ九州の小倉工場敷地内で爆発物よる器物損壊事件、施設の一部破損

フェンス近くの変電所の計器板ガラスが割れ、敷地内で砂利土の一部がえぐれているのが見つかった。警察の17日までの調べで、周囲に手りゅう弾のような爆発物の破片が散らばっていたことが判明。

現場は高さ約2ｍのフェンスで道路と接しており、警察は何者かが外から爆発物を投げ込んだとみられる。

15日昼頃、同社の苅田工場に、男の声で大手ゼネコンを名指しして「この会社を使い続けるならば、爆発させますよ」と脅迫電話があったという。

同社では昨年11月に新工場建設現場で、工事を請け負い、今回の脅迫電話で名指しされたゼネコンの事務所で不審火があり、この時もトヨタ九州に「この建設会社を使うな」と脅迫電話があった。

北九州市と福岡市では2006年12月から大手ゼネコン「清水建設」九州支店とその関連企業、工事現場などを標的とした連続発砲・不審火事件が続いており、福岡県警は清水建設が暴力団関連企業の下請け参入や地元対策費払いの不当な要求を断っていることに対する威嚇行為とみている。

小倉工場は2007年12月に起工。今年8月に稼働したばかりで、ハイブリッド車向け部品などを生産している。トヨタ九州経営管理部広報担当と小倉工場はいずれも「何も申し上げられない」と話している。北九州市小倉南区

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