トヨタ、ロシア工場の2008年生産台数が当初計画のほぼ半分の1万台前後に

トヨタは、ロシア工場の2008年生産台数が当初計画のほぼ半分の1万台前後に縮小

　約220億円を投資し、サンクトペテルブルク郊外に車両組立工場を建設。
　2007年12月に操業を開始し、当初は「カムリ」を年産2万台、2009年夏には
　5万台のフル操業を目指していたが、ライバル企業への転職などで現地社員
　の離職率が高く、昨年12月に雇用していた約600人の従業員のうち、すでに
　200人前後が退職した模様。「他社が少しでも給与が高ければ、すぐに転職
　してしまう」ため、計画通りに生産を進めることが困難になり、「操業度を
　安定させるのに時間を要した」(トヨタ幹部)という。

　現在は約700人を雇用するとともに、人材流出を防ぐために5月に3割前後の
　賃上げを実施。1日当たりの生産台数は現在、目標の3分の2程度にまで改善
　したというが、今後も自動車メーカーが相次いでロシア進出を予定してお
　り、これまで以上の人材争奪戦が予想される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000075-san-ind
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000024-fsi-ind