トヨタ、4〜6月期連結決算は減収・減益、営業利益38.9％減の4126億円

◆トヨタ、4〜6月期連結決算は減収・減益、営業利益38.9％減の4126億円

売上高は前年同期比4.7％減の6兆2151億円、営業利益は38.9％減の4125億9100万円、純利益は28.1％減の3536億5900万円と大幅減益に。2002年からの四半期決算の開示以降、四半期ベースで初の減収減益に。

北米事業は、販売台数が4.3％減少。サブプライム問題による金利変動の影響を除いた営業利益は前年同期の1468億円に対し、僅か16億円と99％減少。

「(北米の)収益は相当痛んでいる。10〜12月期までこうした状態が続くのではないか。ただし、北米市場は短期的には厳しいが、中長期的には成長市場であることは間違いない」と木下光男副社長。

車両価格の値上げについても「正直に申し上げると、原材料費の上がり方は極めて膨大なので、はっきりとは言えないが、国内もいずれ考えざるを得ないのではないか」との意向を初めて示した。

為替レートが円高・ドル安に振れた事に加え、原材料価格の高騰や主力の北米市場の不振が直撃。営業利益の増減要因は、為替変動が-2000億円、諸経費の増加などが-1355億円、原価改善の努力(原価低減分から原材料費の高騰分を引いた数値)が-100億円、営業面の努力が＋300億円、金利スワップの評価損益が＋526億円で、差し引き-2629億円。

販売実績は1.1％増の218.6万台。日本が51.2万台(前年同期比1.2万台増)、北米が72.9万台(3.3万台減)、欧州が30.1万台(3.2万台減)、アジアが26.2万台(4万台増)、その他(中南米・オセアニア・中近東など)が38.2万台(3.7万台増)に。通期連結販売台数の見通しを874万台と、従来予想の906万台から下方修正した。来年暦年の世界販売を1040万台と計画していたが、木下副社長は「もはや成り立たない。現在見直している」と発言。今後2〜3週間のうちに公表する見込みだという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080807-00000175-jij-biz

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